最終更新: 2026-05-13
Trello vs Backlog を徹底比較
Trello vs Backlog 徹底比較|どちらを選ぶべきか
プロジェクト管理ツールの候補として名前が挙がりやすい「Trello」と「Backlog」。どちらもタスク管理・プロジェクト管理を中心機能に据えていますが、想定ユーザーや強みはかなり異なります。Trelloは2011年にAtlassianが提供を始めたカンバン型の軽量ツール、BacklogはヌーラボによるGit連携も備えた国産のプロジェクト管理サービスです。この記事では両者を公開情報にもとづきフェアに比較し、あなたの用途に合った選択肢を探します。
Trello
Atlassianカンバン方式で誰でも使える軽量タスク管理
- カンバンUIが分かりやすい
- 学習コスト最小
- Jira系と連携
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Backlog
ヌーラボ国産のソフトウェア開発向けプロジェクト管理
- ガントチャート+Gitリポジトリ統合
- 完全日本語
- シンプルな課金体系
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仕様まるごと比較表
| 項目 | Trello | Backlog |
|---|---|---|
| 基本情報 | ||
| 提供元 | Atlassian | ヌーラボ |
| リリース日 | 2011-09-13 | 2005-12-15 |
| 最新バージョン | Trello (Atlassian Intelligence搭載) | Backlog (Git/SVN対応) |
| 用途・対象 | ||
| 主な用途 | タスク管理プロジェクト管理 | プロジェクト管理タスク管理バグトラッキング |
| 対象ユーザー | 個人5-50名チーム | 5-50名チーム中小企業 |
| 主な連携先 | SlackGoogle WorkspaceZapierGitHub | SlackChatworkGitHub |
| 価格 | ||
| 無料枠 | ○ | ○ |
| 無料の内容 | 個人利用は無料、ボード数10枚まで | 30日間の無料トライアル |
| 個人プラン (月額) | ¥750 | ¥2,640 |
| チームプラン | $10 /ユーザー | $35 /ユーザー |
| 性能 | ||
| マルチモーダル | × | × |
| ツール使用 | × | × |
| コード実行 | × | × |
| 機能 | ||
| Web検索 | × | × |
| ファイル添付 | ○ | ○ |
| 画像生成 | × | × |
| 音声対応 | × | × |
| 長期記憶 | × | × |
| エージェント | × | × |
| Computer Use | × | × |
| 日本語対応 | ||
| 日本語UI | ○ | ○ |
| 日本語カスタマーサポート | ○ | ○ |
| サポートレベル | 充実 | 完全日本語 |
| プライバシー | ||
| 学習にデータ利用 | × | × |
| 商用利用可 | ○ | ○ |
| SOC2 | ○ | ○ |
| データ所在地 | US/EU | Japan |
詳細レビュー
## 価格 Trelloは個人利用であればボード数10枚まで無料で使い続けられます。有料プランはPro月額750円(約5USD)から始まり、チームプランは月額10USDと、コストを抑えたい個人・小規模チームには手が届きやすい水準です。一方、Backlogは30日間の無料トライアルが用意されていますが、継続利用には有料プランへの移行が必要です。Proプランは月額2,640円(約18USD)、チームプランは月額35USDと、Trelloに比べると費用は高めになります。ただし、後述するリポジトリ管理やガントチャートといった機能がセットで使える点を踏まえると、開発チームにとっては必ずしも割高とは言えません。 ## 機能 Trelloの最大の特長はカンバンボードの直感的なUIです。ドラッグ&ドロップでカードを動かすだけでタスクの進捗が把握でき、ツール初心者でも学習コストがほとんどかかりません。Slack・Google Workspace・Zapier・GitHubなど豊富なサービスとの連携も強みです。ただし、ガントチャートなど工程管理に必要な高度な機能は標準では弱く、大規模なプロジェクト管理には向きません。 BacklogはガントチャートとGit/SVNリポジトリをプロジェクト管理と一体化して提供しています。課題(イシュー)管理・バグトラッキング・マイルストーンなど、ソフトウェア開発のワークフローに沿った機能が揃っており、エンジニアを中心とするチームでの運用に適しています。ただし、非エンジニア向けの柔軟なビュー機能は控えめで、海外サービスとの連携も限られます。 ## 性能・対応フォーマット 両ツールともファイルアップロードに対応しており、画像や資料をタスクに紐づけることができます。AI機能についてはTrelloがAtlassian Intelligence搭載をうたっていますが、コンテキストウィンドウや出力品質を比較できる数値データは両ツールとも公開されていないため、ここでは優劣の判断は控えます。 ## プライバシー・セキュリティ どちらのツールもユーザーデータをAIの学習に使用しないとされており、商用利用も認められています。また両ツールともSOC2認証を取得済みです。大きな違いはデータ保存場所で、TrelloはUS/EUサーバーを利用するのに対し、Backlogはデータレジデンシーが日本国内となっています。個人情報保護法や社内ポリシー上、データを国内に置きたい企業にとってはBacklogが安心感のある選択肢となるでしょう。 ## 日本語サポート 両ツールとも日本語UIおよび日本語カスタマーサポートに対応しています。TrelloはサポートレベルをAtlassianが「充実」と位置づけているのに対し、Backlogはヌーラボが提供する「完全日本語」サポートを強みとしており、国内ユーザーへの対応は総じてきめ細かいとされています。
こんな人にはどっち?
個人や少人数チームでシンプルにタスクを可視化したい場合、無料プランから始められ操作が直感的なTrelloが向いています。コストを抑えつつ手軽にプロジェクト管理を始めたい方にも選びやすい選択肢です。 一方、エンジニアを含む国内の開発・Web制作チームで、ガントチャートによる工程管理やGitリポジトリとの一元管理が必要な場合はBacklogが適しています。データを国内サーバーに置く必要がある企業や、完全日本語のサポートを重視するチームにも、Backlogはフィットしやすいでしょう。