最終更新: 2026-05-13
Grok vs Perplexity を徹底比較
GrokとPerplexity徹底比較|リサーチに使えるAIはどちら?
AIチャット・リサーチ用途で注目される2つのツール、GrokとPerplexityはどちらもウェブ検索対応のマルチモーダルAIです。xAIが開発するGrokはX(旧Twitter)のリアルタイム情報にアクセスできる点が特徴で、Perplexity AIが提供するPerplexityは出典を明示した検索特化型の回答で定評があります。「速報性」を求めるか「信頼性・出典」を重視するか、それぞれ異なる強みを持っており、用途によって適切な選択が変わります。本記事では両ツールを公開データに基づきフェアに比較します。
Grok
xAIX(旧Twitter)連携によるリアルタイム情報が武器
- Xのリアルタイム情報アクセス
- ユーモアのある回答
- 比較的安価なAPI
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Perplexity
Perplexity AI出典付きの検索特化型LLM
- 出典付き回答
- 最新情報の正確さ
- 複数モデル選択可
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仕様まるごと比較表
| 項目 | Grok | Perplexity |
|---|---|---|
| 基本情報 | ||
| 提供元 | xAI | Perplexity AI |
| リリース日 | 2023-11-04 | 2022-12-07 |
| 最新バージョン | Grok 4 | Perplexity Pro (Sonarモデル) |
| 用途・対象 | ||
| 主な用途 | AIチャットリサーチ | AIチャットリサーチ |
| 対象ユーザー | 個人 | 個人5-50名チーム |
| 主な連携先 | X (旧Twitter) | — |
| 価格 | ||
| 無料枠 | ○ | ○ |
| 無料の内容 | X Premium加入で利用枠あり | 標準検索は無料、ProはGPT/Claude選択可 |
| 個人プラン (月額) | ¥4,800 | ¥3,000 |
| チームプラン | $50 /ユーザー | $40 /ユーザー |
| API 入力 ($/1Mトーク) | $5 | $1 |
| API 出力 ($/1Mトーク) | $15 | $1 |
| 性能 | ||
| コンテキスト長 | 128K | 128K |
| 最大出力 | 4,096 tokens | 4,096 tokens |
| マルチモーダル | ○ | ○ |
| ツール使用 | ○ | ○ |
| コード実行 | × | × |
| ベンチマーク (AI のみ) | ||
| MMLU | 86.5 | 85 |
| HumanEval (コード) | 88 | 80 |
| SWE-bench Verified | 38 | 25 |
| GPQA | 56.5 | 50 |
| JMMLU (日本語) | 74 | 75 |
| 機能 | ||
| Web検索 | ○ | ○ |
| ファイル添付 | ○ | ○ |
| 画像生成 | ○ | ○ |
| 音声対応 | × | × |
| 長期記憶 | × | × |
| エージェント | × | × |
| Computer Use | × | × |
| 日本語対応 | ||
| 日本語UI | ○ | ○ |
| 日本語カスタマーサポート | × | × |
| サポートレベル | なし | なし |
| プライバシー | ||
| 学習にデータ利用 | ○ | × |
| 商用利用可 | ○ | ○ |
| SOC2 | × | ○ |
| データ所在地 | US | US |
詳細レビュー
【価格】 GrokのProプランは月額30ドル(約4,800円)で、X Premiumへの加入で一定の無料枠も利用できます。一方、PerplexityのProプランは月額20ドル(約3,000円)と、価格面ではPerplexityのほうが抑えめです。チームプランはGrokが月額50ドル、Perplexityが40ドルと、いずれもPerplexityが低コストです。API料金においてもPerplexityは入力・出力ともに1ドル/MTokと、Grokの入力5ドル・出力15ドルと比べて大きく安価であり、API活用を検討している開発者や小規模事業者には無視できない差があります。 【性能】 両ツールのコンテキストウィンドウは同じ128,000トークン、最大出力トークン数も4,096と共通です。ベンチマークを見ると、MMLUはGrokが86.5、Perplexityが85とほぼ同水準。HumanEvalはGrokが88、Perplexityが80でGrokがリードしており、コード生成の一般的な指標では差があります。ただしGrok自身の弱点として「コーディング精度の劣後」が挙げられており、実務での利用には注意が必要です。日本語能力を示すjaJMMLUはGrokが74、Perplexityが75と僅差で、日本語サポートはUI対応のみで両者ともカスタマーサポートはありません。 【機能】 ウェブ検索・ファイルアップロード・画像生成・マルチモーダル・ツール利用はいずれも両ツールが対応しており、基本的な機能セットはほぼ同等です。大きな違いはGrokがX(旧Twitter)との統合によりリアルタイムのSNS情報にアクセスできる点です。速報ニュースやトレンド把握には明確なアドバンテージがあります。Perplexityは回答に出典リンクを付記する設計が特徴で、事実確認やリサーチの透明性を重視するユーザーに向いています。また、PerplexityのProプランではGPTやClaudeなど複数のモデルを選んで使える柔軟性もあります。 【プライバシー】 プライバシー面では両者に明確な差があります。Grokはユーザーデータをモデルのトレーニングに使用し、SOC 2認証を取得していません。データの保存先はいずれも米国ですが、Perplexityはユーザーデータをトレーニングに使用せず、SOC 2認証を取得しています。業務利用や個人情報を含むリサーチを行う場合、プライバシー保護の観点ではPerplexityのほうが安心感があります。
こんな人にはどっち?
「X(旧Twitter)のリアルタイム情報を活かした速報リサーチやSNSトレンド分析をしたい」「すでにX Premiumを契約しておりGrokの無料枠を活用したい」という方にはGrokが向いています。 一方、「出典付きで正確な情報収集をしたい」「月額コストを抑えつつProプランを使いたい」「プライバシー保護やSOC 2認証を重視する」「APIを低コストで活用したい小規模事業者や開発者」という方にはPerplexityがより適した選択肢です。