最終更新: 2026-05-13
Gemini vs DeepSeek を徹底比較
Gemini vs DeepSeek 徹底比較|どちらを選ぶべきか
GeminiはGoogleが提供するマルチモーダルAIで、Google WorkspaceやYouTube動画との連携を強みとします。一方DeepSeekは中国・杭州のチームが開発したオープン重みモデルで、特にAPIの低単価が注目を集めています。両者はベンチマークスコアが拮抗しているにもかかわらず、価格体系や対応機能、プライバシーポリシーに大きな差があります。用途と優先事項を整理することで、最適な選択が見えてきます。
Gemini
GoogleGoogleエコシステム統合とマルチモーダルが強み
- 2Mトークンの超長文
- Google Workspace連携
- 動画理解
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DeepSeek
DeepSeek (杭州深度求索)オープン重み・低価格・高性能の中国系LLM
- API単価が圧倒的に安い
- オープン重み
- 数学・推論が強い
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仕様まるごと比較表
| 項目 | Gemini | DeepSeek |
|---|---|---|
| 基本情報 | ||
| 提供元 | DeepSeek (杭州深度求索) | |
| リリース日 | 2023-12-06 | 2023-07-17 |
| 最新バージョン | Gemini 2.5 Pro | DeepSeek V3 |
| 用途・対象 | ||
| 主な用途 | AIチャットコード生成ライティングリサーチ | AIチャットコード生成 |
| 対象ユーザー | 個人5-50名チーム大企業 | 個人 |
| 主な連携先 | Google Workspace | — |
| 価格 | ||
| 無料枠 | ○ | ○ |
| 無料の内容 | Gemini 2.5 Flashが無料、Workspace連携あり | Webチャットは無料 |
| 個人プラン (月額) | ¥2,900 | — |
| チームプラン | $30 /ユーザー | — /ユーザー |
| API 入力 ($/1Mトーク) | $7 | $0.27 |
| API 出力 ($/1Mトーク) | $21 | $1.1 |
| 性能 | ||
| コンテキスト長 | 2,000K | 128K |
| 最大出力 | 8,192 tokens | 8,192 tokens |
| マルチモーダル | ○ | × |
| ツール使用 | ○ | ○ |
| コード実行 | ○ | × |
| ベンチマーク (AI のみ) | ||
| MMLU | 89 | 88 |
| HumanEval (コード) | 90.5 | 89 |
| SWE-bench Verified | 45 | 42 |
| GPQA | 58 | 59 |
| JMMLU (日本語) | 82 | 73 |
| 機能 | ||
| Web検索 | ○ | ○ |
| ファイル添付 | ○ | ○ |
| 画像生成 | ○ | × |
| 音声対応 | ○ | × |
| 長期記憶 | ○ | × |
| エージェント | × | × |
| Computer Use | × | × |
| 日本語対応 | ||
| 日本語UI | ○ | × |
| 日本語カスタマーサポート | ○ | × |
| サポートレベル | 充実 | なし |
| プライバシー | ||
| 学習にデータ利用 | ○ | ○ |
| 商用利用可 | ○ | ○ |
| SOC2 | ○ | × |
| データ所在地 | Global | China |
詳細レビュー
## 価格 Geminiは無料プランでGemini 2.5 Flashが利用でき、有料のGoogle One AI Premiumは月額2,900円(約19.99ドル)です。APIはインプット100万トークンあたり7ドル、アウトプット21ドルと設定されています。DeepSeekはWebチャットを無料で提供しており、月額サブスクリプションは存在しません。APIはインプット0.27ドル、アウトプット1.1ドルと、Geminiと比べて大幅に安い単価が特徴です。コストを最優先にAPI利用を検討している場合、DeepSeekの価格優位性は無視できません。 ## 性能 ベンチマークで両者を比べると、MMLUはGemini 89点・DeepSeek 88点、HumanEvalはGemini 90.5点・DeepSeek 89点と、ほぼ横並びです。日本語能力を測るJMMLUではGemini 82点に対しDeepSeekは73点と差があり、日本語テキストを多く扱う場面ではGeminiのほうが安定した出力を期待できます。コンテキストウィンドウはGeminiが200万トークンと圧倒的に広く、長大なPDFや複数ドキュメントをまとめて処理したいケースで有利です。DeepSeekは128,000トークンで、一般的な用途には十分ですが超長文処理には向きません。 ## 機能 Geminiはマルチモーダル(画像・動画・音声)、画像生成、音声入力、メモリ機能、コード実行に対応しており、機能の幅が広いのが特徴です。Google Workspaceとの統合により、GmailやGoogleドキュメントからシームレスにAIを活用できます。DeepSeekはテキストとコード生成に特化しており、画像生成・音声・メモリ機能は非対応です。またDeepSeekはUIの日本語対応もなく、日本語カスタマーサポートも提供されていません。Webチャットやファイルアップロードは両者ともサポートしています。 ## プライバシー 両者ともユーザーデータをモデル学習に利用する可能性がある点は共通しています。ただし大きく異なるのはデータの保管場所と認証の有無です。GeminiはSOC2認証を取得しており、データはグローバル(主に米国)のサーバーで管理されます。DeepSeekはSOC2非取得で、データは中国国内のサーバーに保存されます。機密情報や個人情報を含むデータを扱う業務では、DeepSeekの利用に慎重な検討が必要です。オープン重みモデルとして自前のサーバーにホスティングすることで、このリスクを回避する選択肢はあります。
こんな人にはどっち?
Googleアカウントを日常的に使っており、Gmail・Googleドキュメントとの連携や動画・PDF解析、長文処理を重視する方にはGeminiが適しています。日本語サポートが充実している点も、個人・小規模事業者にとって安心材料です。 一方、コード生成や数学的タスクをAPIで大量処理したい開発者や、できる限りコストを抑えたい方にはDeepSeekが有力な選択肢です。ただし機密データの取り扱いや日本語UIの不在を許容できるかどうかを、導入前に必ず確認してください。