最終更新: 2026-05-13
Gemini vs Cursor を徹底比較
Gemini vs Cursor 2025年比較|どちらを選ぶべきか
GeminiはGoogleが提供する汎用AIアシスタントで、AIチャットからライティング、リサーチ、コード生成まで幅広い用途に対応します。一方のCursorはAnysphereが開発したコーディング専用エディタで、AIエージェントを活用してリポジトリ全体を編集できる点が特徴です。両者はカテゴリが異なるため「どちらが優れているか」という単純な比較にはなりにくいですが、コード作業の比重が高い人にとっては悩ましい選択肢です。この記事ではデータに基づいて両ツールを公平に整理します。
Gemini
GoogleGoogleエコシステム統合とマルチモーダルが強み
- 2Mトークンの超長文
- Google Workspace連携
- 動画理解
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Cursor
AnysphereAIエージェントを軸にしたコーディング専用エディタ
- Agent機能でリポジトリ全体を編集
- Tab補完が高速
- モデル選択肢が広い
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仕様まるごと比較表
| 項目 | Gemini | Cursor |
|---|---|---|
| 基本情報 | ||
| 提供元 | Anysphere | |
| リリース日 | 2023-12-06 | 2023-03-12 |
| 最新バージョン | Gemini 2.5 Pro | Cursor 1.x (Claude/GPT/独自モデル選択可) |
| 用途・対象 | ||
| 主な用途 | AIチャットコード生成ライティングリサーチ | コード生成 |
| 対象ユーザー | 個人5-50名チーム大企業 | 個人5-50名チーム |
| 主な連携先 | Google Workspace | GitHub |
| 価格 | ||
| 無料枠 | ○ | ○ |
| 無料の内容 | Gemini 2.5 Flashが無料、Workspace連携あり | Hobbyプランで月2000補完まで無料 |
| 個人プラン (月額) | ¥2,900 | ¥3,000 |
| チームプラン | $30 /ユーザー | $40 /ユーザー |
| API 入力 ($/1Mトーク) | $7 | API未公開 |
| API 出力 ($/1Mトーク) | $21 | API未公開 |
| 性能 | ||
| コンテキスト長 | 2,000K | 200K |
| 最大出力 | 8,192 tokens | 8,192 tokens |
| マルチモーダル | ○ | ○ |
| ツール使用 | ○ | ○ |
| コード実行 | ○ | ○ |
| ベンチマーク (AI のみ) | ||
| MMLU | 89 | — |
| HumanEval (コード) | 90.5 | 92 |
| SWE-bench Verified | 45 | 50 |
| GPQA | 58 | — |
| JMMLU (日本語) | 82 | — |
| 機能 | ||
| Web検索 | ○ | ○ |
| ファイル添付 | ○ | ○ |
| 画像生成 | ○ | × |
| 音声対応 | ○ | × |
| 長期記憶 | ○ | ○ |
| エージェント | × | ○ |
| Computer Use | × | × |
| 日本語対応 | ||
| 日本語UI | ○ | × |
| 日本語カスタマーサポート | ○ | × |
| サポートレベル | 充実 | なし |
| プライバシー | ||
| 学習にデータ利用 | ○ | × |
| 商用利用可 | ○ | ○ |
| SOC2 | ○ | ○ |
| データ所在地 | Global | US |
詳細レビュー
【価格】 Geminiの無料プランではGemini 2.5 Flashが利用でき、Google Workspaceとの連携も備わっています。有料のProプランは月額2,900円(約19.99USD)です。CursorはHobbyプランで月2,000補完まで無料で使え、Proプランは月額約3,000円(20USD)とほぼ同水準です。チームプランに関してはGeminiが30USD、Cursorが40USDと、チームでの利用コストはGeminiのほうが抑えられます。 【性能】 ベンチマークで比較すると、コード生成能力の指標であるHumanEvalはGeminiが90.5、CursorはベースモデルとしてClaude・GPT・独自モデルを選択できる構成で92を記録しています。SWE-Bench Verifiedはリポジトリレベルのコード修正を評価する指標で、Geminiが45、Cursorが50とCursorがやや上回ります。コンテキストウィンドウはGeminiが最大200万トークンと桁違いの長さを持つ一方、Cursorは200,000トークンです。汎用的な知識・推論ベンチマーク(MMLU、GPQA)のデータはCursorには存在しないため、コード以外の知的作業はGeminiとの直接比較が難しい点に注意が必要です。 【機能】 Geminiは画像生成・音声・Webサーチ・ファイルアップロード・メモリ機能を備え、動画理解や長文PDF解析にも強みを持ちます。Google Workspaceとのネイティブ統合は、GmailやGoogle Driveを日常的に使うユーザーにとって大きなメリットです。ただし、エージェント機能はまだ発展途上とされています。Cursorはコーディングに特化した設計で、AIエージェントがリポジトリ全体を横断して編集できる点が際立ちます。Tab補完の速さも実際の開発フローを助けます。一方で画像生成・音声機能はなく、UIの日本語化やサポートも現時点では提供されていません。 【プライバシー】 Geminiはデフォルトでユーザーデータをモデルの学習に使用する設定になっており(設定変更は可能)、データの所在地はグローバルです。SOC2認証は取得済みで商用利用にも対応しています。Cursorはユーザーデータをモデル学習に利用しないポリシーを採用しており、コードという機密性の高い情報を扱う開発者にとって安心感があります。データの所在地は米国で、SOC2認証も取得済みです。ただしCursorはプライバシー設定の内容を自分で確認・理解しておく必要があるとされており、導入前に設定内容を把握しておくことが推奨されます。
こんな人にはどっち?
コードを中心に据えた個人開発者や小規模な開発チームには、Cursorが適しています。AIエージェントによるリポジトリ全体の編集、高いコードベンチマーク、ユーザーデータ非学習のプライバシーポリシーはコーディング用途に向いた構成です。ただし日本語サポートはないため、英語環境に抵抗がない方向けです。 一方、Googleサービスを日常的に使い、チャット・ライティング・リサーチ・動画解析など幅広い用途でAIを活用したい個人ユーザーやチームには、Geminiが使いやすい選択肢です。日本語UIとサポートが充実しており、Google Workspaceとのシームレスな連携も魅力です。