最終更新: 2026-05-13
Cursor vs DeepSeek を徹底比較
Cursor vs DeepSeek 徹底比較【2024年】どちらを選ぶべきか
CursorはAnysphereが開発したAIエージェント搭載のコーディング専用エディタで、リポジトリ全体を横断した編集やTab補完を強みとします。一方DeepSeekは中国・杭州深度求索が提供するオープン重みのLLMで、Webチャットは無料、APIは超低単価で利用できます。両者はカテゴリが異なるため単純な優劣はつけにくいですが、「AIを使ってコードを書く」という目的では確実に競合します。本記事では価格・性能・機能・プライバシーの4軸で比較し、どちらがあなたのユースケースに合うかを整理します。
Cursor
AnysphereAIエージェントを軸にしたコーディング専用エディタ
- Agent機能でリポジトリ全体を編集
- Tab補完が高速
- モデル選択肢が広い
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DeepSeek
DeepSeek (杭州深度求索)オープン重み・低価格・高性能の中国系LLM
- API単価が圧倒的に安い
- オープン重み
- 数学・推論が強い
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仕様まるごと比較表
| 項目 | Cursor | DeepSeek |
|---|---|---|
| 基本情報 | ||
| 提供元 | Anysphere | DeepSeek (杭州深度求索) |
| リリース日 | 2023-03-12 | 2023-07-17 |
| 最新バージョン | Cursor 1.x (Claude/GPT/独自モデル選択可) | DeepSeek V3 |
| 用途・対象 | ||
| 主な用途 | コード生成 | AIチャットコード生成 |
| 対象ユーザー | 個人5-50名チーム | 個人 |
| 主な連携先 | GitHub | — |
| 価格 | ||
| 無料枠 | ○ | ○ |
| 無料の内容 | Hobbyプランで月2000補完まで無料 | Webチャットは無料 |
| 個人プラン (月額) | ¥3,000 | — |
| チームプラン | $40 /ユーザー | — /ユーザー |
| API 入力 ($/1Mトーク) | API未公開 | $0.27 |
| API 出力 ($/1Mトーク) | API未公開 | $1.1 |
| 性能 | ||
| コンテキスト長 | 200K | 128K |
| 最大出力 | 8,192 tokens | 8,192 tokens |
| マルチモーダル | ○ | × |
| ツール使用 | ○ | ○ |
| コード実行 | ○ | × |
| ベンチマーク (AI のみ) | ||
| MMLU | — | 88 |
| HumanEval (コード) | 92 | 89 |
| SWE-bench Verified | 50 | 42 |
| GPQA | — | 59 |
| JMMLU (日本語) | — | 73 |
| 機能 | ||
| Web検索 | ○ | ○ |
| ファイル添付 | ○ | ○ |
| 画像生成 | × | × |
| 音声対応 | × | × |
| 長期記憶 | ○ | × |
| エージェント | ○ | × |
| Computer Use | × | × |
| 日本語対応 | ||
| 日本語UI | × | × |
| 日本語カスタマーサポート | × | × |
| サポートレベル | なし | なし |
| プライバシー | ||
| 学習にデータ利用 | × | ○ |
| 商用利用可 | ○ | ○ |
| SOC2 | ○ | × |
| データ所在地 | US | China |
詳細レビュー
【価格】 CursorはHobbyプランで月2,000補完まで無料で使え、有料のProプランは月額20ドル(約3,000円)です。チームプランは1ユーザーあたり月40ドルになります。DeepSeekのWebチャットは完全無料で、月額固定料金のプランは存在しません。APIを利用する場合は入力100万トークンあたり0.27ドル、出力は1.1ドルと、主要LLMの中でも低水準の単価です。少量の個人利用ならどちらも無料枠で始められますが、大量のAPI呼び出しを想定するならDeepSeekのほうがコストを抑えやすいでしょう。 【性能】 ベンチマークで比較すると、コーディング能力の指標であるHumanEvalはCursorが92点、DeepSeekが89点とCursorがわずかに上回ります。実際のソフトウェアエンジニアリングタスクを測るSWE-Bench Verifiedはそれぞれ50点・42点で、Cursorのほうが高い数値を示しています。コンテキストウィンドウはCursorが200,000トークン、DeepSeekが128,000トークンと、大規模コードベースの読み込みではCursorに余裕があります。DeepSeekはMMLUが88点、GPQAが59点と汎用的な知識・推論でも一定の実力を示しており、数学や論理推論が得意な点も特徴です。 【機能】 CursorはAIエージェント機能を備え、複数ファイルにまたがる編集やリポジトリ全体の改修を自動化できます。マルチモーダル対応でコードの実行環境も内蔵しており、GitHub連携も可能です。メモリ機能があるため、会話をまたいだコンテキスト保持も行えます。DeepSeekはエージェント機能やコード実行機能を持たず、マルチモーダルにも非対応です。ただしWebチャットにはWebSearch機能とファイルアップロードが備わっており、テキストベースの質疑や簡単なコードレビューには十分対応できます。開発環境に直接統合したい場合はCursorが優位です。 【プライバシー】 Cursorはユーザーデータを学習に使用せず、SOC2認証を取得しており、データの保存先は米国です。DeepSeekはユーザーデータを学習に使用すると明記されており、SOC2認証は取得していません。データは中国のサーバに保存されます。業務上の機密情報や個人情報を含むコードを扱う場合、DeepSeekの利用には注意が必要です。プライバシーを重視する事業者にとってはCursorのほうが安心して使える環境と言えます。
こんな人にはどっち?
コードを書くことが主な目的で、エディタに直接AIを組み込みたい個人開発者や小規模チームには、エージェント機能や広いコンテキストウィンドウを備えたCursorが向いています。特に新規プロジェクトの立ち上げやリポジトリ全体の改修を効率化したい方に適しています。一方、チャットベースでの質問応答や大量のAPI処理をできるだけ低コストで行いたい個人ユーザー、またはオープン重みモデルを自前サーバでホスティングしたい技術者には、DeepSeekが現実的な選択肢です。ただし機密データを扱う業務での使用は、プライバシーポリシーを十分に確認した上で判断してください。