最終更新: 2026-05-13
Claude vs DeepSeek を徹底比較
Claude vs DeepSeek 徹底比較|どちらを選ぶべきか
AnthropicのClaudeと中国発のDeepSeekは、どちらも無料から始められるAIチャット・コード生成ツールです。しかし価格帯・プライバシーポリシー・日本語サポートの面で大きく異なります。「月額コストを抑えたいのか」「安心してビジネスデータを扱いたいのか」――その優先順位によって最適な選択肢は変わります。本記事ではJSONデータをもとにフェアに両者を比較し、あなたの用途に合う一方を見つける手助けをします。
Claude
Anthropic推論・長文・コーディングに強い汎用LLM
- 長文の整合性
- 高精度なコード生成
- 安全性
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DeepSeek
DeepSeek (杭州深度求索)オープン重み・低価格・高性能の中国系LLM
- API単価が圧倒的に安い
- オープン重み
- 数学・推論が強い
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仕様まるごと比較表
| 項目 | Claude | DeepSeek |
|---|---|---|
| 基本情報 | ||
| 提供元 | Anthropic | DeepSeek (杭州深度求索) |
| リリース日 | 2023-03-14 | 2023-07-17 |
| 最新バージョン | Claude Opus 4.7 | DeepSeek V3 |
| 用途・対象 | ||
| 主な用途 | AIチャットコード生成ライティングリサーチ | AIチャットコード生成 |
| 対象ユーザー | 個人5-50名チーム大企業 | 個人 |
| 主な連携先 | SlackGoogle WorkspaceGitHub | — |
| 価格 | ||
| 無料枠 | ○ | ○ |
| 無料の内容 | 日次制限つきで無料利用可 | Webチャットは無料 |
| 個人プラン (月額) | ¥3,000 | — |
| チームプラン | $30 /ユーザー | — /ユーザー |
| API 入力 ($/1Mトーク) | $15 | $0.27 |
| API 出力 ($/1Mトーク) | $75 | $1.1 |
| 性能 | ||
| コンテキスト長 | 200K | 128K |
| 最大出力 | 8,192 tokens | 8,192 tokens |
| マルチモーダル | ○ | × |
| ツール使用 | ○ | ○ |
| コード実行 | ○ | × |
| ベンチマーク (AI のみ) | ||
| MMLU | 88.7 | 88 |
| HumanEval (コード) | 92 | 89 |
| SWE-bench Verified | 49 | 42 |
| GPQA | 59.4 | 59 |
| JMMLU (日本語) | 79.5 | 73 |
| 機能 | ||
| Web検索 | ○ | ○ |
| ファイル添付 | ○ | ○ |
| 画像生成 | × | × |
| 音声対応 | × | × |
| 長期記憶 | ○ | × |
| エージェント | ○ | × |
| Computer Use | ○ | × |
| 日本語対応 | ||
| 日本語UI | ○ | × |
| 日本語カスタマーサポート | ○ | × |
| サポートレベル | 限定的 | なし |
| プライバシー | ||
| 学習にデータ利用 | × | ○ |
| 商用利用可 | ○ | ○ |
| SOC2 | ○ | × |
| データ所在地 | US/EU | China |
詳細レビュー
【価格】 DeepSeekはWebチャットが完全無料で、有料プランも存在しません。APIに至っては入力100万トークンあたり0.27ドル、出力1.1ドルと、大量処理を想定したコスト構造になっています。一方Claudeは無料プランに日次制限があり、制限なしに使うには月額20ドル(約3,000円)のProプランが必要です。APIは入力15ドル・出力75ドル(100万トークンあたり)と、DeepSeekの数十倍の単価になります。純粋なコストだけを見れば、DeepSeekが圧倒的に低価格です。 【性能】 ベンチマークを比較すると、両者は接近しています。MMLUはClaude 88.7点・DeepSeek 88.0点、HumanEvalはClaude 92・DeepSeek 89と、Claude がわずかにリードしています。日本語能力を示すJMMLUではClaude 79.5に対しDeepSeekは73.0と差があり、日本語の自然さや精度を重視するなら Claudeが有利です。コンテキストウィンドウもClaudeが200,000トークンとDeepSeekの128,000トークンを上回り、長文処理に強みを発揮します。 【機能】 Claudeはマルチモーダル対応(画像入力可)・コード実行・エージェント・Computer Useなど幅広い機能を備えています。また会話メモリ機能があるため、継続的なやり取りで文脈を保持できます。DeepSeekはWebチャットとコード生成に特化しており、マルチモーダル・コード実行・エージェント機能は非対応です。ただしオープンウェイトモデルのため、自前サーバへのデプロイが可能という点はDeepSeek固有の強みです。統合連携もClaudeがSlack・Google Workspace・GitHubに対応しているのに対し、DeepSeekは現状ゼロです。 【プライバシー】 ここは両者の差が最も大きい領域です。Claudeはユーザーデータを学習に使用せず、SOC2認証を取得し、データ保存先はUS/EUです。一方DeepSeekはユーザーデータを学習に利用すると明記されており、SOC2非取得、データは中国サーバに保存されます。業務上の機密情報や個人情報を扱う場合、DeepSeekの利用には慎重な判断が必要です。日本語サポートもClaudeはUIと限定的なCSを備えているのに対し、DeepSeekは日本語UIもサポートも提供していません。
こんな人にはどっち?
コスト最優先でAPIを大量利用したい開発者や、自前サーバでモデルをホスティングしたいエンジニアにはDeepSeekが現実的な選択肢です。ただし機密データの取り扱いには十分注意してください。 一方、日本語での長文要約・リサーチ・業務エージェント・コーディング支援を安心して使いたい個人ユーザーや小規模事業者には、日本語精度が高くSOC2認証を取得しているClaudeが適しています。チーム利用やSlack・GitHub連携を想定しているならなおさらClaudeを検討する価値があります。